光の子会は理念にも掲げているように、キリスト教精神に基づいた運営を行っています。
それは、社会から小さくされた者、虐げられた者のところへ自ら赴き、一人ひとりの名を呼んで命の価値を復権されたキリストの愛に倣(なら)うものです。
勿論、私たちの活動は、キリストとは比べものにならない小さな行いかもしれませんが、眼差し(精神)は同じでありたいと願っています。
平成28年の児童福祉法の改正で、初めて同法が「児童の権利条約」に則ることが明文化されました。これにより、児童は“保護の対象”から“権利の主体”へと位置付けが変えられ、保護者の意向以上に、子ども一人ひとりにとっての最善の利益の追求が児童福祉の目的とされました。
私たち福祉に携わる者には、子どもたちの心の声を代弁するアドボケーターとしての役割が求められており、当法人は子どもだけでなく、成人利用者に対しても同様の立場を採ります。
私たちが日頃使用している「障害」という用語は、大正以後に用いられるようになった言葉で、もともとは中国の古事に由来する「障礙」が正しい表記です。本来の意味は、「行く手を阻む大きな石(問題)に困惑する様」、つまり、当事者の心情を表現する言葉でした。明治期には略字「障碍」が用いられるようになりますが、大正以後「障害」と表記することが一般化しました。
しかし、「障害」にはマイナスの価値が含まれるため、本ホームページでは法律用語、診断名、固有名称を除いて、元々の表記「障礙」を用います。
キリスト教精神の一つに、サーバント・リーダーという考え方があります。師であるキリスト・イエスが弟子たちに「上に立つ人は、仕える者のようになりなさい」と教え、弟子たち一人ひとりの足を洗ったことに由来します。一般的なピラミッド型の組織構造(ヒエラルキー/ハイアラキー/ヒエラルヒー)ではなく、逆ピラミッド型の構造を採り、上役が下役を支えるという考え方です。一見不安定な逆三角形の構造ですが、施設長がコマの軸となり全体が生き生きと回転する時に、組織は安定する、そのようなあり方を目指します。
皆様のご⽀援に感謝いたします。
1972(昭和47)年に社会福祉法⼈としての認可をいただく以前より、多くの⽅々からご寄附・ご⽀援をいただいています。
間もなく法⼈設⽴から半世紀の時を迎えようとしていますが、施設建物の⽼朽化が進み、また、新たな時代のニーズに応えるべく機能の強化が求められており、たにまち光舎、光の⼦学園の改築が喫緊の課題となっています。
皆様からの更なるご⽀援を、お願い申し上げます。