ハロウィンは、もともとはイギリス・ケルト地方で収穫の時期を終えた10月31日を1年の終わりとして、新年を迎える前の厄払いのような感じで続けられていたお祭りです。悪霊を寄せ付けないよう、怖い恰好をして町内を練り歩いていたんだそうです。スピルバーグの映画「E.T.」の大ヒットによって、日本でもハロウィンのお祭りが広く知られるようになり、いつしか日本の季節行事の一つにも成っているようですね。
TOKYO2020パラリンピックが閉幕しました。
私は、かつてこれほどパリンピック中継に熱中したことがありませんでした。自国開催ということもあってか、多くの競技が中継され、またコロナ禍でなかなか家から出られないことも重なって本当に多くの競技を観戦させていただきました。
見逃せない決勝が重なった時など私の妻は、テレビのマルチビジョン機能を使って、更にWEBのストリーミング放送をiPADで受信して3画面を同事にチェックしていたほどでした。
オリンピックも見応えがありましたが、どうしてどうしてむしろパラリンピックの方に更に大きな感動をいただいた気がしました。オリンピックもパラリンピックも開催の可否については賛否あり、政府や都行政、組織委員会にかつてない酷評が寄せられた前代未聞の大会となりましたが、そのような中で選手・アスリートの皆さんは本当にギリギリまで調整にご苦労なさったことと思います。
ともあれ、開幕し、そして閉幕しました。勿論、無傷ではありません。前代未聞の大会は、それなりに傷を負った大会であったことも否定はできません。しかし、だからこそ、なのか、それでもなお、なのか本当に各国の選手の皆さんが持てる力を十二分に発揮して、最高のパフォーマンスを見せてくれたように思います。そしてその姿は、あまりに美しく、本当に何度泣かされたか分かりません。メダルをとった選手も、悔し涙を流した選手も、監督・コーチ一体となって人間が持てる限界を超える姿を沢山見せてくれました。
13日間の日程を終え、パラ・ロスが始まってしまいそうです。しかし、彼らはテレビの中の人ではなく、私たちの身近に暮らす一人ひとりです。パラリンピックを一つのブームに終わらせることなく、共生社会実現のスタートラインとして、受け取った心のレガシーを生活の中に文化として根付かせることができたなら、強行開催した意味もあったのかなと思います。
今度は、私たちが頑張る番です!!